西湖には、カナディアンが良く似合ふ
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
私、秋元が、コロナによる団体予約対応の為、(延期、キャンセルが熾烈を極めています。)
現在、プレオープン中のROBROYの個人カスタマーサービスですが、昨日は限定的にヘルプスタッフに対応頂く形で開催致しました。ゲストの方も1名様で、時間調整にも、快く対応頂けましたので。
ずばり、「リビングレジェンド モロさんのカナディアンカヌー、パドリングスクールin西湖」であります。
ヘルプを頼んだのは、モロさん。
モロさんは、諸墨 恒和さん。(業界では有名人)
カナディアンカヌー界の国内第一人者。キャリア40年。リビングレジェンドと言って間違いない、この業界の大先輩であります。
日本にカナディアンカヌーという遊びが入ってきた頃からの、黎明期から始めたパイオニアであり、その長いキャリアでは、世界最大手のカナディアンカヌーメーカー「Old Town」の輸入代理店をやっていた時期もあります。国内の川下りに精通していて、北は北海道、南は九州まで、累計で80本近くの川を下っているそうです。川下りをする為には、事前にスタート、ゴール地点の確認、障害物がないか等の現地下見が必須なので、これは手間がかかりまくっている本当に凄い歴史。
カナディアンカヌーの歴史を語る時、モロさんの人生がそのまま話になるような。人生のどれだけの時間、カヌーしてきたんだって話です。
普段は、「カヌートリップラクーン」という自らのカンパニーを運営されていて、全国の川を下るツアーを実施しています。ROBROYでは、今シーズンもこれから何度もヘルプでお世話になる予定です。
さて、カナディアンカヌーは、シングルパドルで漕ぎますから、操船を覚えるにあたってちょっとしたコツを知る必要があります。”1本パドル”なのに、まっすぐ漕ぎ進めるのって、難しいんですよ。
基本技術は、ドローとプライ。そしてJストロークと呼ばれる、独特の漕ぎ方をマスターすることで、フネはまっすぐに進んで行きます。シングルブレードパドルを扱う喜びは、カヤックとはまた別のものがあり、何とも言えない浮遊感と無重力感が1番の魅力です。力が入っていない、優雅な漕ぎが出来るかも見栄え上の大きなポイントで。秋元のようなエセアスリートでは、カナディアンの雰囲気に負けてしまいます。(笑)小僧やスポーツ選手にはまだ早い、老成の魅力もカナディアンにはあると思います。
西湖のような山間の湖には、カナディアンが良く合います。樹海際の人工の建物が見えなくなるようなところでは特にです。まさしく、湖でフネを浮かべる醍醐味。そこでは、自らが”風景”となります。
フネに乗っただけなのに、浜辺にいる時とは風も音も風景も、感じ方が変わったりするんですよね。
ROBROYでは、モロさんとお付き合いがあったので、今後もモロさんのパドリングスクールを開催して行きます。希望の方は、ぜひお問い合わせ下さい。
私、秋元としては、ヘルプを頼みつつも、モロさんがこれまでに培ってきた知識、経験、技術を自分の身体に落とし込ませて頂きたいと思っています。生き字引をこのまま失くすのも、あまりにもったいないのです。ネットがない時代に、情熱だけでカヌーイストを続けてきた方です。その見識は、業界全体にとって財産のはずで、私のようなこれからを担う30、40代のパドラーに受け継がれるべきものです。「日本カヌー第一世代の主要登場人物のひとり」なのは、間違いないので。
褒めすぎましたが、カヌーに異常な情熱があったこと以外は、一風変わった、ただのへんなおじさんです。自分がカヌーが好きなだけで、商売する気が全然ないんだもん。(笑)
でも、モロさんくらい、長く続けている先輩を他に知りません。私の中では、長瀞のカヌーテ谷さんと、2大巨頭ですね。歴史があることは、それだけで時代の風説に耐えたという証明なのです。だから、凄い。
ROBROY秋元は、まだ始まったばかり。果たしてどこまで続けられるでしょうか?
今回のゲストの方は1名様での体験でしたけれど、カナディアンカヌーを体験したい方は、実は1人の方、多いのではないでしょうか?タンデムになってしまうと、それはシングルパドルではないわけだし。(笑)
やっぱりソロですよ。大きいカヌーをシングルパドル1本で操る面白さ。カナディアンはこれ。1名様での体験もぜひぜひお待ちしています。
「西湖には、カナディアンが良く似合ふ。」
また1人、カヌーイストが増えたら嬉しいです。
2021シーズン 第21日目
【ROBROY designing outdoors】は
西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。
皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。