自分の可能性を信じてみよう。映画「 野球少女」
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
「これは人生、するか、しないかというその分かれ道で、するほうを選んだ勇気ある人々の物語」
あまりにも有名な、月曜ロードショー、荻昌弘さんの「ロッキー」の名解説です。
そんな映画と巡り会えました。現在公開中。
「野球少女」(2020 韓国)
天才女子野球選手が、男子に混じって、プロ野球選手を目指すというストーリー。
個人的には、ヒット、いやホームランの素晴らしい映画でした。
いやー、燃えたわ。
女性の「ガラスの天井」を描いた作品で。
昨夏コロナの中、劇場でアニメ以外何もかかってなくて、それではと、たまたま観た
「ライド・ライク・ア・ガール」(メルボルンカップ初優勝の女性騎手の物語)
のような展開を予想しましたが、
それよりももう少しだけ、「ロッキー」でした。
良かった点。
○ 主演のイ・ジュヨンが最高。韓国の平手友梨奈。彼女の面構えで成立している。
○ お母さん役のヨム・ヘランがもっと最高。大女優だ。
○ スポ根ものになりすぎないストーリーが良い。
○ 恋愛要素がなくてよかった。
○ 上映時間105分もちょうど良い。
そもそも私は、「野球」にはそこまで明るくなく、
このタイトルと予告の感じで、普通ならスルーなのですが、
「アト6」の「ムービーウォッチメン」の課題作品に当たったので観てまいりました。
私なりの感想としては、
この映画は、実はあまり野球は関係なく、(野球映画としては駄作)
ジェンダー要素も実はあまり関係なく、(女か男かは関係ない、実力がなければプロになれないというだけ)
要は、「持たざるものが、長所を武器にいかに戦っていくのか?」
という今のROBROYと重なるストーリーに、グッときてしまいました。
これはオレの映画だ!
考えてみれば、野球は、身体接触が比較的少なく、バッターボックスにも一人ずつ立ったりと、
「力でない戦い方」が多く用意されており、実はやり方は無限大。
これは、現実のビジネスの世界と同じで。
自分の長所を見極める。それを武器に挑んで行く。それ以外に突破口はない。
そして、プロの道は何しろ厳しいという描かれ方が良かったし、
戦いに挑む面構えとは何か、を思わされたし、
何より、「自分だけは、自分の可能性を疑わない」
というメッセージがすごく良かったです。
イ・ジュヨンからのキャッチボールを受け取りました。
ただし、これは名作ではない。
100%乗り切れないのは、
肝心の野球描写がひどすぎるからであり、
そのボールの投げ方でプロはないでしょ。
と観た人全員がツッコミたくなるレベル。。
男子でも、実力がなければプロになれないというシーンがあるわけだから、
説得力として、そこの演出、もうちょっと何とかならんのかなぁ。。
と思った点はあるわけですが、それ以外は、素晴らしい作品でありました。
観客は、私を含めて2名だけと寂しい入り。
でもこの苦しい時代。勇気を与えてくれる、こういう映画を観て行きたいです。
実は、野球好きには厳しくて、野球が好きではない、得意でない人に特にオススメしたい映画でありました。
この映画のメッセージが響きます。
”自分の可能性を信じてみよう。”
シーズン開始まであと14日!
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皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。