映画”樹海村”公開記念 樹海村住人はどう観たか?
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
現在公開中の、
映画「樹海村」(清水崇監督)
https://jukaimura-movie.jp/
を観てまいりました。
前提として、樹海村って、、
そりゃ西湖の事です。
西湖のお隣にあります森が、この映画の舞台、「青木ヶ原樹海」であります。
秋元は、樹海をジョギングして駆け巡る日常を過ごしている、
まさに樹海村の住人なわけでして。。
そこまで、お膳立てされたら、、
映画の好みから言って、普段この手の映画を劇場鑑賞することはないのですが、
今回ばかりは、タイトルに負け、地元住民としての映画体験が出来るという事で、
TOHOシネマズ甲府にて、鑑賞してまいりました。
1. 樹海は迷うのか?
映画の中では、迷ったら出られない、迷宮の森という「設定」なわけですが、
実際の青木ヶ原樹海は、遊歩道が良く整備されており、
世界遺産効果か、看板もどんどん新しくなり、
むしろ手軽なハイキング、森林浴には最適な場所となっています。
歩きやすいですよ。
ルールとして、トレイルを外れて歩いてはいけません。
なので、迷いようがないというのが、実際ところ。
トレイルを外して奥地に侵入すると迷う、という事もあるかもしれませんが、
それは、
どこの森でも、山でも一緒!!
迷うのは勝手ですが、迷惑をかけるのはダメですね。
GPS、スマホ、コンパスも、
ごめんなさい。実際は通じちゃいます。
2. 自殺の名所か?
松本清張「波の塔」から始まり、
鶴見済「完全自殺マニュアル」で決定づけられた感のある、
「樹海自殺」ですが、
90年代のピークに比べると、今は体感としてはほとんどないような印象を受けます。
つまり、地元民の「発見談」をあまり聞かないですし。
こういうものにも、ブームがあるんだと思いますが、今は下火ですよね。
現地での「声掛け」みたいな事も、私はしたことがありません。
フィクションとして、そういうイメージがあるのは、私は構わないと思いますけど。
3. 映画の内容は?
好みは人それぞれですが、
話の途中から、現実とフィクションとメタファーが入り乱れる、
ストーリーを理解するのが難解というか、ストーリーは、もはやどうでも良くなるタイプの映画でありまして、
もっと言うと、樹海村自体も途中から関係なくなるようなところもあり、
私の好み、ではありませんでしたが、
邦画を見る時の最大のモチベーション、「主演女優の輝き」
という点において、
山田杏奈さん、山口まゆさんがしっかりかわいいですし、
國村隼さんの「國村隼」パワーが凄すぎるので、観る価値はあると思います。
Jホラーですが、スプラッターなシーンとか、劇場の音響だと、ちゃんとコワいですしね。
4. PRになるのか?
当初、山梨県「青木ヶ原樹海」でロケの予定が、
「自殺を助長する恐れがある」との山梨県サイドの懸念から、撮影が不許可となり、
静岡県裾野市での撮影となるという。。
つまり、
「ロケ地は樹海ではない」
というのが、今作最大のポイント!!
(景色は、樹海とそこまで違いないので、不自然ではない)
でありまして、ずっこけない人はいないわけですが、
作中の國村隼さんの「樹海は神の森」というセリフに象徴されるような、
不気味な神秘のパワーを持ったイメージは、保たれていると思いますので、
スピリチュアルに興味がある方は、樹海を訪れてみるのをオススメします。
10代、20代前半の若い観客が多かったですが、興味の対象には、なっていると思う。
5. 樹海に入ってみたくなったら、どうする?
劇中のユーチューバーのようになりたくなかったら、
ガイドサービスを申し込みましょう。笑
真面目に言うと、ガイドの解説は発見に満ちていて、教養心を刺激してくれます。
単独で行くより、ぐっと面白くなりますね。
ROBROYでは、信頼出来る樹海ガイドをご紹介出来ますので、ご連絡いただければと思います。
いずれにしても、「劇場で観る事に価値がある」という映画だと思いました。
以上、現場からお伝えいたしました。
シーズン開始まであと46日!
【ROBROY designing outdoors】は
西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。
皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。