【人生ベスト級大傑作!】 愛と保身と復讐と。感情のすべて。映画 プロミシング・ヤング・ウーマン
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
年間通じて、どうしてもこれは見逃せない映画というものがいくつかあり、今年の場合、この作品がまさにそれ。
映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」(監督 エメラルド・フェネル)をTOHOシネマズ新宿で鑑賞して来ました。
オールタイムベスト級。噂通りの大傑作でした!
良かった点。
○ ストーリー
絶対にネタバレが出来ない映画!ストーリーがすごい。
観ていて、まったく先を予測出来ない面白さのある映画でした。スリラーであり、コメディでもあり、サスペンスでもある。どうなるかわからないから、食い入るように画面にひきづりこまれました。会話のセリフやテンポ、ストーリー展開が秀逸。素晴らしく良く出来ています。
さすがの2021アカデミー脚本賞。こんな話、誰がどうやって考えるんだ?(脚本は、エメラルド・フェネル)
○ 主演 キャリー・マリガン
私が彼女を認識したのは、映画「Drive」(2011 米)。それから10年ですか。。
私と同世代のスター女優で、はっきり言ってファンなんですけど、私の言葉でいうところの、
「手が届きそうな気がする美人」(実際は無理だけど笑)。日本で言えば、例えば菅野美穂さんですかね。
今作では、あからさまな中年女性を演じていますが、彼女の存在感が際立ってました。
キャリアハイのベストアクトだと思うし、キャリー・マリガンファンとしても、主演女優の輝きが観れたという点で、とても満足しました。
○ 音楽
劇中流れる音楽もいいです。
オープニングから結構ぶっ飛んでいるんですが、音楽の使い方のセンスがいいです。あえてのブリトニー・スピアーズとかね。
全く先の読めないストーリー展開とも合っているので、これは映画館に閉じ込められて、映画館の音響システムで体感した方が絶対にいいヤツですね。
個人的感想。
映画をオススメされるのって、正直ウザいじゃないですか?
人にオススメされても、結局行かないし。
時間もお金も奪うものだからね。
でもこの映画だけは特別。大人は、絶対に見に行った方が良いぞ!
ネタバレが絶対に厳禁の映画なので一切触れませんが、「愛」とか、「性」(セックスもジェンダーも)とか、「偽善」とか、「保身」とか、つまり「これぞ人間」というような、すべての感情を味あわせてくれる映画になっています。凄いぞ。これは凄い。
感情を揺さぶるという点で、
テレビと違う、映画ならではの表現というのはまさにこういうことではないの?
評論家筋から軒並み大絶賛なのもうなずけます。
もし、他の動物が今作を観たら、「人間って複雑で、面白いなぁ。」となるんじゃないかな?(笑)
そんな感じです。
それでいて、今作が特に優れていると感じるのは、ストーリーが「圧倒的に面白い」ところ。
いい映画なんて、正直いっぱいあるじゃないですか?
名作なんて、腐るほどあるんでしょ?
でもシネフィルがオススメする「つまらない名作」なんて、忙しい現代人には、観る時間ないですよ。
所詮映画なんて娯楽なのだから。面白くないと。
その点今作は、圧倒的に面白いし、だから偉い!
最後の最後まで、こんな展開あり?って思う仕掛けが満載で、復讐エンターテイメントとしては、完璧なエンディングのように感じました。
忠臣蔵が好きな日本人には、これ特に面白いんじゃないでしょうか。
ネタバレだめなので、これ以上特に言うことがないのですが、私は「オールタイム・ベスト10」に入れます。現代最高峰の高い映像芸術だと感じました。
公開館数も多くないし、超大作に比べて話題にもなっていないけど、今年の最重要作なのは間違いない。
今年のアカデミー、作品賞は「ノマドランド」だったけど、個人的好みで言えば、どう考えてもこっちかな。
「プロミシング・ヤング・ウーマン」(前途有望な若い女性)。
タイトルも深い!
※「面白い映画は?」と聞かれた時、今最も人にオススメ出来る、
※観た人同士なら、「あなた、わかってますね」と優越感にすら浸ることの出来る、
※例えば性的同意の問題とか、時代性も含んでいて、まさに2021年に観ておく価値のある、
大傑作でした!
めちゃめちゃ面白かったよ。
ありがとうございました。
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