シグネチャーフィルム。This is ガイ・リッチー? 映画 ジェントルメン
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
映画「ジェントルメン」(ガイ・リッチー監督)をTOHOシネマズ甲府にて鑑賞して来ました。
変な映画。へえ、ガイ・リッチー監督ってこういう作風なんだ。変わってる。
イギリスの大麻王(マシュー・マコノヒー)が事業を売却。それに群がる男たちのアクションとサスペンス。
良かった点
○ 監督 ガイ・リッチー
私は不勉強ながら、ガイ・リッチー監督作は初見でした。マドンナの元旦那として、名前だけは知っていたという感じで。(名前のある人と結婚するのは、別れた後も大変ですね)
観てびっくり。すごく個性のある、作家性の溢れた作品になっていました。
これ1本しか観てないですけど、評論などを読んでも、おそらくこれは、This is ガイ・リッチーフィルム。
○ 役者アベンジャーズ
マシュー・マコノヒーの「顔」の存在感は、今回も流石。歌舞伎役者のようです。
脇を固める役者陣も超豪華。コリン・ファレルも良かったですが、何より、ヒュー・グラント。「ロマコメの帝王」がこんなに薄汚い悪オヤジの役をやりきるとは。(それが良かった)
こっちは最近、「ノッティングヒルの恋人」を観たばかりなので、同じ役者だとは到底思えず。(笑)
この長いキャリア、生き残ってるって凄いわ。
この変な映画。タイトルと英国紳士のモチーフで、
「007」とか「キングスマン」のような映画を想像していましたが、違っていました。
それよりもっと抜けてる、コメディー要素もある、英国スタイルに寄り過ぎない、会話劇の話でした。
脚本もガイ・リッチーですが、なんてったって、セリフの量がすごいです。
字幕を追いかけるのに、疲れてクラクラしました。(笑)
そのくらいテンポは良く、ポンポン話が進んで行きます。リズムがラップのよう。
この会話の多さとテンポの良さは、好みは分かれると思いますが、作家性が出ていて良いと思いました。
ところどころに、ミュージックビデオ出身監督らしい、音楽と映像の仕掛けが入ってきます。オープニングのキャスト紹介とか、途中のYouTubeの映像とか。MV風でスタイリッシュなものが得意なのでしょう。カッコいいです。ネタバレを避けますが、映像表現ならではの意外な仕掛けもあり、そのあたりは上手い、と思いました。「銃声がしたけど、撃たれたのは誰?」みたいなのとか。
一方、ストーリーには、若干難ありで。結局、この話の結論は何?と思うような内容(笑)
スカッとする展開は特になく、へえという感じ。この映画に関しては、オチが弱いのかなと思いました。
ガイ・リッチーは、セリフや、シーン、シーンのエピソードは特色あって個性的なのですが、ストーリーテリングは得意じゃないのかも。
そのあたり、私は未見の、傑作という評価の高い「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で確認したいと思いました。早稲田松竹あたりの名画座で、「ジェントルメン」との2本立てを期待したいところ。
タイトルからして騙された感の「ジェントルメン」。文字通りのジェントルメンは、出てきません。(笑)
ガイ・リッチー監督作を知れたという点で、観られて良かったです。
好みは分かれると思いますが、私は普通に楽しみました。
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