漕禅 -Forward Stroke-
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
確定申告に入る前に、雨と雪解けで水量が微増となった
富士川下流 富士宮市「沼久保地区水辺の楽校」へトレーニングに行ってきました。
天気が良く、暖かかったため、仕事をほったらかして、行ってしまいました。
これは、もうしょうがないことですね。
そういう性分。
お仕事、お持たせしてご迷惑をかけている方々、ごめんなさい。
にんげんだもの。。
沼久保は、秋元冬場のホームゲレンデ。ここで、(実際は現実逃避という名の)基礎のトレーニングをしています。
景色も素晴らしく、水もきれいで、大好きなスポットです。
西湖からここまで、車で約1時間。
暖かく、コースも良いので、わざわざここまで来ています。
基本的には、カヤッカーは他に誰もいません。
寂しいですが、
ここは俺のものだという贅沢感がすごいです。
両岸の岩場には、クライマー(?呼び方がわからない)ボルダリングの方はいらっしゃいます。
ボルダリングは流行っていますね。
本日は、フォワードストロークに焦点を絞って、瀬でのサーフィンを混ぜたトレーニングを90分ほど。
カヤックにおけるフォワードストロークを考えるという事は、
「歩く」事を考えるようなものなので、ウォーキングを科学するような行為に近いです。
シンプルにして深遠。
ポイントは、
1.立体方向(頭からお尻への)体軸を意識して、軸の左右の旋回運動を意識する。(捻りをパワーに変える)
2.キャッチの入水角度と位置、入水のスピードは適切か?
3.スイング中のブレードの軌道はどうなる?ボートの直ぐ側を漕ぐ?それとも外に開くのか?
4.フィニッシュの位置、タイミングとその時の肘のたたみ方。
5.掲げ手の軌道、高さはどうか?
6.シャフトの握りはリラックスして、それでいて指が引っかかっているか?
7.下半身との連動、蹴り込みのタイミングと脱力
8.呼吸のタイミングはどうする?
9.ピッチング(ボートの縦揺れ)を抑えるには?
ざっくり私のポイントは、こんな感じでしょうか?競技の選手はもっと考えてそう。
連続運動で、すぐ次の動作が来るのがカヤックの特徴。
忙しいですが、頭の中で探求しながら、水と会話します。
没頭した時は、まさに”漕ぐ禅”のような趣となります。
思考しながら。
理想の1パドルへの道は、果てしなく続くのです。
昨日は脇の締め方が気になりました。
レスリングをやっていた時の経験から、
引きつける動作の時には、脇は締めるものという固定観念がありましたが、
カヤックの場合は、それだと体軸の捻りを殺してしまうし、動作が窮屈になってしまいます。
かといって、あまりオープンで良いのかどうか。。
独学が楽しいです。
秋元理論は独学。
とは言っても、
普段からこんな事考えてパドリングしている訳ではなく、基本は遊び。人生の暇つぶしでやっている事ですから、楽しい遊びの時間を過ごしながら、たまに考えてみるって感じですかね。
カヤッカーという人種は、小難しく、こういう事を考えています。
言わば我々は、水上の哲学者なのです。(そうありたい)
シーズン開始まであと57日!
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西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。
皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。