レース用パドルを組んでみた
2021.01.27

レース用パドルを組んでみた

皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

昨日は、盟友、佐川氏を訪ねて、富士川クラフトパークへ。
かれこれもう3年くらい前に購入して、そのまま手つかずだった、
「競技用カヤックパドル」を作成しました。
初体験です。

カヤックパドルにも種類は豊富にありますが、
今回組み立てるのは、
川で実施する カヤック競技
「ワイルドウォーター」
専用の競技用パドルになります。

ブランドは「kick the waves」
競技用カヤックの本場 チェコの老舗競技用ブランド。
このワイルドウォーターと呼ばれるレース用の道具に特化したブランドです。
ホームページがかっこよい。https://www.kickthewaves.com/

ワイルドウォーターというのは、
川の決められた距離をカヌーを使って、いかに早く漕ぎ下る事が出来るかを競うシンプルな競技。
スキー競技でいうところの、ダウンヒルにあたります。
ですので、使用する道具の全てが、とにかく”スピードを出す”事に特化した道具の形状となっています。

そのパドル。
湖で楽しく漕ぐ、レクレーション用パドルとは、形から違って。

ブレードの形が”スプーン”と呼ばれる、その名の通り、くぼんで、「えぐり」がついていて、たっぷり水が捕まえられる構造になっています。
(対して一般的なパドルは、ブレードが平らな板状になっており”スクウェアブレード”と呼ばれています)

これでSサイズですが、秋元の体力だとパドルに振り回される感じで、水が重くて引けなそう笑

シャフトはカーボンで、硬め。あんまりしならなそうです。
2ピースになっており、シャフトの真ん中にアジャスタ留め具がついていて、フェザーアングルを調整出来ます。(専門的だな)

パドルを組むというのは、
競技用の道具は、選手の身体に合わせてオーダー出来るように、
ブレードとシャフトが別れた状態で届きます。(+ 輸送の効率性の問題もあるでしょう)

今回、始めて挑戦しましたが、全長を自分で設定して。
ピッチを重要視するのか。バランスを重要視するのか。パワーを活かすのか等で、好みに合わせて全体の長さを調節します。

秋元は、素人過ぎてよくわからず、結局一般的な2mジャストに設定しました笑

のこぎりでシャフトの端を切り落とし、2液性のクイックメンダーでブレードを取り付けて、完成。
簡単ですが、経験と知識が必要な作業だと感じました。

国内では、カヌーショップ・タマゾン https://www.tamazon.jp/
が輸入代理店をしてくれており、5万円くらいの販売価格となります。

ボート(艇としてのカヤック単体を指す場合に、このように呼びます)
をいかに効率よく動かすかを考えて、流体力学を考えて作られたパドルです。

こういうものを利用して、考えて使いこなす事によって、見えなかったカヤックの奥深い世界が見えて来ると信じています。
秋元が競技の世界も覗いてみたいと思う一因です。

新しい道具は、とにかくやる気が出る。
しばらくは、この新スプーンパドルを使って、基本中の基本、
フォワードストロークを磨いて行きたいと思っております。

アスリートとしても、まだ終わってないぜ。今年は、やるよ。

シーズン開始まであと65日!

【ROBROY designing outdoors】は 
西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。

皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。