ディズニーの功罪。MCU的少年ジャンプ! 映画 シャン・チー/テン・リングスの伝説
2021.10.04

ディズニーの功罪。MCU的少年ジャンプ! 映画 シャン・チー/テン・リングスの伝説

皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説 」( デスティン・ダニエル・クレットン監督)をTOHOシネマズ甲府にて鑑賞して来ました。

こう見えて、私、実はMCU初心者なんです。
さて久しぶりのMCU&ディズニー映画はどうだったのでしょうか。

※ MCU(Marvel Cinematic Universe)の新ヒーロー「シャン・チー」誕生の物語。

良かった点。


○ 狭いシーンのアクション

カンフー映画なのですが、特に良かった点は、狭いシーンでのアクション。
狭いバスの車内でのアクションと、ビルの足場でのアクションは、なかなかの見応えでありました。
素人にはわかりませんが、これカメラワーク?はどうしているのかなぁ。
さすがのMCUクオリティー。アクションは、とにかくすごいんだなぁ。

個人的感想。

私は映画好きなのだけど、いろいろあって新作を観れるようになったのは今年から。
ってことで、実は10年代の映画の中心であり続けたMCUは、ほとんど観ていないという現状であります。
「アベンジャーズ」も、「シビル・ウォー」も、「エンドゲーム」も、「ブラックパンサー」も、そして今年の「ブラック・ウィドウ」も未見。
唯一、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は、1,2ともに観れていて、オールタイム・ベスト級に好きだけど、これはMCUだからというより、監督が大ファンの「ジェームズ・ガン」だったから、という要因が大きくて。
という訳で、ユニバース化したMCUの各作品の関係性などは、全くわからずの状態でこの「シャン・チー」を鑑賞しました。

語れるほど詳しくはないけれど、、

まず今作は、事前の評判通り「フェーズ4」という新たな幕開けの物語ということで、私のような世界観をわかっていない素人でも入れる優しい作りになっていて、そこはアリだなぁと。
事前知識は、一切必要なかったです。

次に、一番感じたのは、ディズニーの悪影響。
噂のディズニーグループのMCU、ということを今作で体感しましたが。。
これ、ポリコレとか、コンプラとかに無駄に配慮しすぎでしょ!
アジア人主人公というのは、世界人口を考えた点で良いとしても、、やっぱり戦って血しぶきが全然飛ばないのは、あまりにも不自然!
映画というアートフォームで、これはないんじゃないの。うーん、がっかり。
子どもが観るからってことの配慮なんだろうけど、本当は逆で、フィクションの世界で、痛く、ひどく見せる事こそが、子どもの成長にとって良いんじゃないかと個人的には思いますけどね。だから、戦闘シーンにリアリティは一切ないし。
制作チームの腕は超一流なだけに、ここは残念なとこ。

話は、どう見てもアメコミ・ヒーローに見えない冴えない主人公(顔は巨人の菅野似?)がボスの父親を超えていくという話。
腕輪の力で超人になって、竜にまたがって、敵に立ち向かうという、「週刊少年ジャンプ」そのまんまのような話であって。

この「友情・努力・勝利」の世界観が合わず、ジャンプもほとんど読んだことのない私には、単純にしか思えなくて。
正直、「Not for me」だと感じた次第。私の趣味じゃないんだよな。。

これがMCUの現在進行形なのか、と劇場で体験出来た点はすごく良くて、今後も見続ける事になるんだろうけど、ディズニー案件は、もしかして私とは相性が合わないのかも、なんてことを思いました。
つい最近のDCの大傑作「ザ・スーサイド・スクワッド」と比べちゃうと特にね。。
現在制作中、ジェームズ・ガンが手掛けるMCU「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」は、こちらの期待通りに仕上がるのかどうなのか、楽しみに待ちたいと思います。

でも、全世界の人に面白いと思ってもらわくちゃいけないわけで、グッズやテーマパークでの展開も考えなくちゃいけないし、ディズニーも大変だわな。。
それも含めて、2021年の最新型エンターテイメントとして、体感出来ました。

不満を述べたけど、普通に楽しいですけどね。
事前知識が要らないし、デートムービーとかで、全然ありの作品だと思います。

ありがとうございました。

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