夏が、僕らを強くする。2021 SUMMER CAMP
皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。
2021 7/29〜7/31
軍団のボス、ノジーの元に車椅子キッズたちが集まり、西湖を舞台にSUMMER CAMPが開催されました。
今回のコンセプトは、車椅子キッズだけのキャンプというスタイルでありまして、原則として「親の同伴」はなしです。
ポイントはここです。
参加者は全員車椅子キッズたちだけで、「親の同伴」はなしです。
ボランティアサポートの女子大生の同伴が2人だけ。
ROBROYは、この話に乗っかりまくっていまして、3日間フルサポートでのお付き合い。
地元を知り尽くしたガイドとして、あれやこれやをふんだんに振りまきながら、軍団をエスコートさせて頂きました。
この夏も、思い出の夏となったな!
振り返ってみましょう。
○ 7/29 DAY1
車椅子キッズたちは、今回は全員男の子で、計5名。
昨年も来てくれた子と、今回が西湖初登場の子もいて。
年齢も中学1年から、小学2年までと幅広く。この日はカヤックとSUPを体験して、最後は、恒例の水鉄砲まつり。
天気にも恵まれ、泳ぎまくって、西湖終了。
その後、個人的には今回のキャンプのハイライト。
秘密の、アスファルトの林道を車で登っての、そこから約10キロの車椅子ダウンヒル!
(トップの写真がそれ)途中、富士山の絶景を挟んでの、スキーのようなダウンヒルを楽しんだのでした。
夜は、バリアフリーに優しい石和健康ランドに移動しての温泉三昧。
初体験が盛りだくさんの1日だったぞ。
○ 7/30 DAY2
天気が悪い予報であったため、AMは笛吹市にある、「金川の森」公園にて、アスレチック、水鉄砲、モルックと野外遊び。日本屈指に暑い街、「甲府盆地」を満喫して、
PMは、石和青少年センターでの車椅子バスケット。健康ランドでの卓球大会と合わせて、レクレーションまつりとなりました。もちろん、この日も夜は温泉三昧。おそらく、10種類くらいの全ての湯船をコンプリートした!
○ 7/31 DAY3
西湖に舞い戻ってのカヤック、SUPフルコーススペシャル。みんな、泳ぐのが好きなんだな。
帰りの時間ぎりぎりまで遊んで、昼食は豚汁ピクニックしてキャンプ終了。夏がまた一つ過ぎて行きました。。
※ 総評
本来は長野に行くはずが、コロナの影響で急遽西湖に来ることになった今回のサマーキャンプ。実はこの流れ、昨年に続いて2年連続2回目。
頼む方(ノジー)も頼む方だが、受け入れる方(ROBROY)も受け入れる方で、双方がノリだけで生きているので、こういう企画が成立します。
車椅子キッズたちと、風呂のサポートまでしながらガッツリと終日過ごすのは、我々としても初めての経験で。
それはそれは、こちらの方がいろいろな経験をさせて頂いたと思っておりまして、また一つ、経験値と成長を頂き、キッズたちには感謝をしております。
車椅子キッズたちと触れ合っていて感じるのは、彼らは、目に見える形でハンデキャップを背負っているからか、(その裏には、本人にしかわからない葛藤が多々あると思うけれども)
その事実を背負って生きていく覚悟を感じます。
自分の人生を生きる覚悟が、端々から伝わってくるわけ。
だから皆、人物として、「出来ている」。
人の痛みがわかるからか、みんな優しいんだよね。
だから付き合っていて、こっちも気持ちがいい。歳の差があっても、親友になれる気がするんだよな。
車椅子ライダーだと、段差一つで困るシーンも当然出てくるわけですが、彼らは自分から「こうして欲しいです」と周りの誰かにサポートをお願いをしなければなりません。
それを嫌味なく、自然な形で、彼らは出来るわけ。
そのあたり、この子達はすごいなぁと、思わず関心してしまうわけです。
困っている時、素直に助けて下さいって、俺言えないもんなぁ。。
私は彼らと付き合う時、付き合っていて楽しいから、相手を大切な存在として認識するから、お互いに手助けをしてあげたくなる。そんな感情で動いています。
これはボランティアって言葉と、ちょっと違う気がするんだよな。
(ビジネスとか度外視ですが)友達として、一緒に過ごすのが楽しいから、やってんのかもね。
そして、同時に思うのは、目に見えない形で、私もハンデキャップを負っているんだわ。
きっと目に見えないだけで、人として欠けている部分がまだまだあり、自分ひとりの力ではどうにもならない問題も多々抱えている。
そんな時、彼らのように「困っているんで助けて下さい」と嫌味なくさらっと言えるだろうか?
言えるだけの関係性を築けているんだろうか?
彼らから学ぶ事は、じつに多くて。
子供が大人を、大人にしてくれますね。
夏は少年にとって、成長の季節。
きっと多くの初体験によって、彼らはまた一つ大きくなり、我々大人の10倍以上の価値で、夏を駆け抜けて行きます。
このキャンプが、コロナ禍の今年の、1番の思い出になっていれば良いな。
そして、お互いに一回り成長して。また来年。
大きくなったお前たちに、来年もまた会いたいよ。
こういう機会を与えて頂き、ノジー始め、キッズには感謝しています。
そして、ROBROYはこういう時、とことん首を突っ込むカンパニーだから。
そういう自分たちでいられることに、誇りを持っています。
一瞬で過ぎ去りましたが、3日間、ザ・夏休みって感じだったな。
ありがとうキッズたち。
楽しかったね。
【ROBROY designing outdoors】は
西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。
皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。