World Championships2022 スプリント編
2022.06.14

World Championships2022 スプリント編

6/3〜6/6はいよいよレース本番!
スプリント(ショートレース)から始まりました!

Sprintコースの距離は500mあり、スタート直後と50秒くらいに1.5mくらいの落ち込みがあります。
ここが一番の見せ場ですね✨
いかにウェーブに突っ込まず、スムースに通り抜けるかが大事です。

2つ目の落ち込みの後、ルートが2つに分かれて、
ウェーブの右側ルートは通りやすいけどゴール手前のエディ(逆流)で減速します。
ウェーブの左側ルートはゴールまで最短で流れに乗って下れるけど、ミスすると壁に突っ込みます。
ハイスピードな中でどちらのラインを選ぶか、テクニカルなコースを正確に通れるかもSprintの見どころだと思います!

6/3 Sprint

1本目のタイム1″26’17
スタートからスムースに加速、ライン取りもウェーブに対するレスポンスも良かった。2つ目の落ち込み手前で弾かれて右岸側へ寄りすぎ、落ち込みのど真ん中へ進みました。真ん中を通ると強いバックウォッシュに引っかかってしまうので、本当は左寄りで進みたかったですがうまくいきませんでした😥
落ち込みのミスで減速し、再加速するために体力が削られ、コントロールすることも難しくなり、最後は右側ラインでゴール。

2本目のタイム1″28’12
1本目の課題、2つ目の落ち込みを改善するために、手前50mくらいから体力を温存する作戦で行くことに!
そうすれば最後のラインもきれいに通れて、2秒は縮む!そう考えました👍
しかし!まさかのスタート直後の落ち込みで失敗し、スムースに加速できなかったため、結局体力が前半で削られ反応がすべて遅れるレースになってしまいました😂

そうなると当然体力ギリギリの後半ではコントロールするので必死なわけで、1本目と同じようなラインを通ってゴール。
もっとできると思っていただけにかなり悔しかったです。。。

私がベストパフォーマンスを発揮するときは、とにかくEnjoyしていて、あまり多くを考えず感覚的に動いているときです。
練習では冷静に考えながら正確に動くことを意識することが大事ですが、試合のときは勢いに任せて漕ぐことも内なる野生の本能を呼び覚まして、より洗練された動きになるのかも知れません。科学と野生の融合です🤯 
今回は気合をいれて作戦を考えすぎましたね😅
これも一つの経験です。

6/4 Sprint (Teams race)

大会2日目はチームレースです!
チームレースは3人1組のチームで先頭の人がスタートラインを切ってから、3人目がゴールするまでのタイムを競う競技です。

団体戦って感じですね👍
チームレースの面白い要素の1つは、シンプルそうで作戦がいろいろあること!
コース内では先頭を漕ぐ人が1番後ろからスタートしたり、分かれ道で二手に分かれてゴールに向かったり、
1番瞬発力のある人が3番目を漕いだりとそれぞれのチームのレベルや、川の状況によっても色んな作戦が立てられます!
観客側はこのチームはどんな作戦でくるのか?予想しながら見てみると楽しめます!

もう一つは1人がミスすると残りの2人も巻き添えを食らうというとこです。
先頭の人がゴールしてから10秒以内に最後の人もゴールしないといけないルールがあるので、
誰かがエディで回されたり、壁に突っ込んだりして止まると、他のメンバーも待ってなくてはいけません😅 

どこかで止まってられるところがあれば良いのですが、なければゴールの手前で必死にバックして待つしかありません笑
選手は必死ですが、観客は見ていて面白いと思います😆

ところでレース結果はというと、、、
13カ国中、12位。タイムは1″34’31。
日本では参加者が少ないためチームレースじたい開催されず、世界選手権で初めて本格的に経験したのですが、
ゴール手前で二手に分かれて最後に私がチームメイトを追い越してゴールするという、レースの組立自体は初めてにしてはよかったです。
もう少しタイムを上げるとしたら、この川でのTrainingを重ねることと、フィジカルトレーニングで体力を上げれば10位以内は目指せそうです。
チェコ、フランスは安定の速さで1″21台。上位独占でした。

この経験を日本に持ち帰って、積極的に試合に取り入れたり、練習したり、次世代選手に繋げていきたいです😤❗
その前に選手を増やさねば😱!練習相手がいません😂

6/4,5はClassic(ロングレース)!
危険な川を1人で降る試練が待ち受けています!!

〜きっかけは西湖の水遊びから〜
みずのうえ商店で皆さんをお待ちしています!