日本一ゆるい代表戦レビュー。2月シリーズ総括。戦術は、伊東純也!
2022.02.15

日本一ゆるい代表戦レビュー。2月シリーズ総括。戦術は、伊東純也!

皆さんこんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

カタールワールドカップアジア最終予選の2月シリーズ、「日本対中国」「日本対サウジアラビア」をテレビ朝日系地上波にて鑑賞しました。

どうにもつまらない代表戦。しかしここへ来て、しぶとく勝ち続ける日本!
ワールドカップ出場に大手がかかりましたとさ。

○ 中国は自滅

1/27に埼玉スタジアムで行われた、「日本対中国」は、ほぼ語ることなしの内容のない試合。
怪我のセンターバック2人を除いて、いつものスタメン。いつもの攻撃陣。ワクワクやエンタメ性はそこにはありません。
試合は、”美味しいところは全部伊東”で、さっくり2-0で勝ちましたが、どっちかというと、ただただ、中国の自滅の内容。

この日の中国は、素人目から観てもチームの決まりごとがないというか、誰が誰をマークするのか決まっていないのか、戦術自体がないような感じ。青森山田高校の方が、絶対に強いんじゃないかと感じるほど、出来が悪いチームでした。
そんな中国相手に、こちらだって特に戦術がない我が森保日本代表チーム。
エース伊東純也の調子に任せるだけという「少年サッカースタイル」での完勝でありました。内容がなくても、結果を出すという点で、森保監督はプロですね。”結果”がワールドカップ予選突破で良いのか?という問題は、まぁ置いておいて。。

私の推しであります、殺し屋「前田大然」が起用された点だけは、前回からの進歩というか、こちらの溜飲が少しだけ下がった点であります。

資本主義の世界で大国になった中国が、サッカーだけはなぜ大国になれないのかは、社会学的観点から見ても面白いトピックですね。

とにかく、中国が強くなかった。それだけの中国戦。

○ 15分でバテるサウジ

2/1、これも”聖地埼スタ”(国立でやれば良いのに)で行われた、「日本対サウジアラビア」。
グループ首位のサウジ、アウェイでは敗れた因縁の相手との、”絶対に負けられない”リベンジマッチとなりました。
この日もスタメン、フォーメーションはいじらず、いつものメンバーで、相手にとっては最高に対策しやすいオープンな作戦で臨む森保監督。高校サッカーのノリですね。
ここまで来ると、逆に肝が座っている気すらして来ました。呼んでおいて久保を使わないって。改めて斬新すぎる作戦ですよね。。

少しだけ日本のコンディションが上がったのか、あるいはサウジの時差ボケ、寒さボケがすごいのか、サウジは15分でバテます。そこに怖さは、全くなし。
相手の注目選手とか、特に思い当たらずという内容でした。

対して日本は、武器である右サイドからのセンタリングを南野が、2点目は伊東が自らスーパーボレーを決めての2-0で勝利。

負けない以上、文句は言えてもクビには出来ない森保劇場となりました。

○ 私のMVP。田中碧選手!

日本が負けなくなった理由は、中盤3人の充実ぶりだと思う。
遠藤、守田、田中碧。ここが安定しているので、相手に崩されないし、マイボールが回るのが大きいのではないかと。素人目にはそう思います。

プレーで特に目を引いたのは、背番号17、田中碧選手。細身と見えて身体が強いし、「そこにいるのかい!」というナイスなポジショニングが光りました。私のMVPは伊東ではなく、彼にあげたい。上手いよね。

そしてもうひとり、影のMVPは、テレビ中継の解説を務めていた、元代表DFの内田篤人さんであることは、皆さん納得の点だと思います。かわいい顔して、しっかりと物言う方なんですね。
さすが、一流のスポーツ選手のメンタルなんだなぁ。ズバッとしてる。

○ 伊東は徹底マークされるけど。。

次戦はアウェイ、「オーストラリア戦」だそうです。
相手がバカでなければ、絶好調、伊東純也を徹底マークに来るはずで、そうなると、現状「戦術、伊東純也」の日本代表は、機能停止するのが目に見えています。
伊東はメッシやロッペンではない。2人は抜けないわけであります。
では、どうするのか?
普通は、右がダメなら「左」を使いたいところですが、日本の「左」はアキレス腱でして、「南野&長友」がまるで機能していません。これじゃ使えない。
巷では、「長友リストラ問題」も囁かれているようでして、ベテランには、風当たり厳しいな、と思ったりもするわけであります。

大ベテランの長友だが、それでも私よりは年下なんだよな。
しみじみ。

○ こうするべき。「左」に必殺技があるぞ!

長友問題の本質は、実はその前の、「南野問題」でありまして。
つまり、南野をサイドで使うな!という点に尽きると思うのです。南野からマイナスの折り返しとか、観たこと無いし。
多分、右の酒井よりたくさん走らないと行けないと思うので、長友も可哀想って言えば可哀想だ。

現代サッカーのオフェンスで、サイドが出来ないっていうのもどうかと思うのですが、南野選手のストロングは、「シュートを流し込む上手さ」にあると思うので、使うなら真ん中一択。堂々とセンターFWで勝負すれば良いと思うのです。
リバプールのプライドがあるわけだし。試合に出られなくても、リバプールって、やっぱり凄い。

右は徹底マークにあって使えない。南野はセンターにスライドして、となれば、つまり空いた左には、未だ世界が知らない秘密兵器、The「三笘薫」が決めてくれるさ。

前半、三苫からのマイナスの折り返しを、南野が合わせて。
後半も前田大然と、旗手怜央がダメ押しを決めて、予想はまさかの3-0で日本!
さて、どうでしょう?

というわけで、三笘の活躍が次戦の個人的関心事なわけですが、、
そもそも、(旗手も含めて)選ばれるかどうかがわからない。。
摩訶不思議な森保JAPAN。やれやれ。

いよいよテレビで観られない、国民の関心事では無くなったサッカー日本代表戦ですが、もしW杯本戦を勝ち上がったりしたら、これまでに無いくらい、異常に盛り上がりそう。
だって経済を含めて、「世界で勝つ」ことが無くなって来たんだもん。

その奇跡が起きたら、巻き起こるであろう社会現象をメタレベルでウォッチして行きたいので、引き続き応援していこうと思います。税金払っているしね。

予選、全部見るのは初めてだと思う。
コンプリートまであと少し。頑張ろう。

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