1996年の革命前夜。映画 オアシス:ネブワース1996
2021.10.26

1996年の革命前夜。映画 オアシス:ネブワース1996

皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

映画「オアシス:ネブワース1996」(ジェイク・スコット監督)をシネマサンシャイン沼津にて鑑賞して来ました。

期待していたものとは違ったが、、改めて、隠しもしないよ。
私はオアシスが好きでした。

※1996年8/10,8/11にイギリス、ハートフォードシャー州ネブワースで開催された、オアシス伝説のコンサートのドキュメンタリーフィルム。

○ 伝説のオアシス

これまでに何本か作られているオアシスの映画ですが、関連作品を見るのは、私は今回が初めて。
スクリーンでライブ映像を観れるのを期待して、鑑賞することにしました。

私はオアシスが好き(てかみんな好きでしょ?)なんですが、リアルタイムに間に合っていなくて。
私がしっかりとオアシスの存在を認識して、最初に聴き始めたのは、確か2003〜2004年頃の大学生期であったので、この映画の舞台となっているオアシスの全盛期の1995〜1996年頃には存在すら知らず、という状態でありました。1996というと、小学4〜5年生の頃。当時は、「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」を観て、小室ファミリーを追いかけるのに必死だったからなぁ。(笑)

でもこれを観ると確かに、オアシスの全盛期はこの1995〜1996年周りであっただろう事が伺えます。だから私からすると、ビートルズなどと同じく全盛期を知らない、世代的に間に合わなかった伝説のバンドだったんだなと改めて思わされました。
私はTOKYO-FMで流れて来たオアシスを聴いてから興味を持ち、それ以来、好きな海外ロックバンドのNo.1はずっと、結局「オアシス」です。コアな音楽ファンなら敬遠しそうな、あまりにも大衆化したポップソングでありますが、結局耳に残って、キャッチーなのはオアシス。

今回の映画の出来としては正直、可もなく不可もなく、と言った感じで、期待していたものとは少し違ってそこが少し残念。ファンの声を交えてドキュメンタリーに編集されているのですが、そんな事は必要なくて、ただひたすらネブワースライブの映像だけを流してくれれば、それで良かったのですが。ナレーションが入って、曲が1番で終わっちゃうことが多かったから。

映画館の大音響システムで、ただひたすらに、音源を聴いていたかったのにな。。

愚痴ってもしょうがありません。
今回こうして映画になった事で、改めて気付かされたいくつかの点もあり、そこには価値がありました。
例えば、中盤のハイライトの「Live forever」では、手を前に組むリアムがいたりね!(知らなかった)

オアシスについて語られる時に良く言われる、「ファースト【Definitely Maybe】とセカンド【What’s the Story) Morning Glory?】だけ聴いていれば良い」というのは、多分本当で。
それぞれ、1994,1995にリリースされているので、その記録的セールスを受けての熱気の集大成がこの「ライブネブワース」だった模様。
ノエルのソングライティングの才能とボーカリストとしてのリアムの声の良さが究極に高まった瞬間が納められているという理解で良さそうです。

だから、言ってみれば旬が短いんですよね、オアシス。
あまりにも急速に(約2年で)階段を駆け上がり、そのまま伝説になって消えて行ったという理解で良いんだと思う。

映画の中では、オアシスを語る時に欠かせないトピックである、「兄弟喧嘩」や「ブリットポップ」や、「他のバンド(ブラー)への挑発」なんかは、あまり触れず。あくまで「ネブワース」がオアシスにとって、ファンにとって、いかにターニングポイントだったかという視点で作られています。ここは整理されていて良い所だと感じました。

そして、実はオアシスと関係ないけれど、今作を観て最も感じた事は、世紀末の迫った1995〜1996年の空気感。
チケット予約がいかに凄まじかったかを描く冒頭エピソードがありますが、当然まだスマホ以前なわけですよ。インターネットもあったけど、まだまだ黎明期であって。
チケット入手方法は、公衆電話からの電話予約!

今と全く違った世界がそこには広がっていましたが、描かれる若者の熱は今以上の盛り上がりを感じて。
あふれる熱気とパワーがすごいこと。

日本では、「震災」「オウム事件」「エヴァ」等ターニングポイントとされる1995の空気感が、どうも英国にもあったようであり。90’sの切迫感とでも言うべきか、若者を駆り立てる空気感がそこにはあり、その受け皿として、熱をすべて引き受けたのがオアシスだったのかな、とそんな事を感じました。

「映画」としては、なんてことない普通の作品かと思いますが、鑑賞後は当然オアシスを聴き込む事になります。そして、これだけのプレッシャーを引き受けながら、ギャラガー兄弟2人が、今もなお現役で活躍されている事は、実は奇跡的な事ではないのかと、そんな事も思わされました。

ロックアイコンは、悲劇的な人生の人も多いから。2021年に2人と同じ時代の空気を吸えている事に感謝したいと思います。

ライブの音源では、「Live forever」と「Champagne Supernova」が特に良くて、それぞれ各種ストリーミングサービスで聴くことが出来ます。

伝説のバンドの最高潮がどこであったのかを知ることが出来ました。その意味で、観る価値があったと思っています。

(オアシス自体も含めて、)出会えて良かったです。
ありがとうございました。

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