【大傑作】言わば映画の”ラーメン二郎”。最高かよ、ジェームズ・ガン。映画 ザ・スーサイド・スクワッド
2021.08.25

【大傑作】言わば映画の”ラーメン二郎”。最高かよ、ジェームズ・ガン。映画 ザ・スーサイド・スクワッド

皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

ずっと楽しみにして、公開を待っていた映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」(ジェームズ・ガン監督)をTOHOシネマズ甲府にて鑑賞して来ました。

(相変わらず)ジェームズ・ガン、あんた最高だよ!一生ついて行くわ。

※ DCコミックスの悪役チーム「スーサイド・スクワッド」を描いたアメコミ・ムービー。

良かった点。

○ ジェームズ・ガン監督作
ジェームズ・ガンが監督しているのだから、無条件で観に行くしかないでしょう。新作が観られるだけでありがたい。面白いのは、観る前からわかっている稀有な監督。私は、マシュー・ヴォーン監督と並ぶ現代の2大巨頭として認識しています。今回は特に、これぞジェームズ・ガンムービーとでもいうような、演出マシマシの作品となっています。アジコイメ、アブラ、ニンニクマシマシ。って感じで最高。

○ キャラクター
アメコミの肝は、キャラ立ち。キャラを愛せるかが重要なわけですが、これまでの「DC」のキャラクターはあまり好きにはなれませんでした。
それが今回はジェームズ・ガンだからか、キャラ立ちが最高。全部で14人出ているのかな?(序盤でほとんど死にます)
サメがジーパン履いているのとか、何考えてんだ?(笑)最高。
私の推しメンは、ネズミ使いの「ラットキャッチャー2」ですね。かわいい。

○ 脚本と演出
今作は脚本もジェームズ・ガン。ジェームズ・ガンは脚本がうまいよね。キャラクターの紹介から、登場人物の整理整頓から、ストーリー展開から、もうお見事。するすると話が進んで、いつの間にかのクライマックス。ラスボスがヒトデかよ。(笑)
上映時間132分が一瞬で過ぎ去って行きました。
ジェームズ・ガンならではの演出は今作も健在。相変わらずのオープニングタイトルの出方は120点。音楽も最高。私は見れていないけど、全編IMAX対応らしいです。IMAXでなんとか見れないものかなぁ。。

○ ネーミングセンス
例えば、スター・ウォーズがカリスマ的な人気があることの理由の一つに、”名前のかっこよさ”があると思うのですよ。「スカイウォーカー」とか「ライトセーバー」とか、「ミレニアム・ファルコン」とか。
今作も、原作がそうなのか、ジェームズ・ガンが考えているのか知りませんが、「ブラッドスポート」とか、「ハーレイ・クイン」とか、「ピースメイカー」とか、「ヨトゥンヘイム」とか。
名前がかっこよくてよかったですね。ノレた。

個人的感想。

本来は、アメコミはあんまり好きじゃないんですけど、ジェームズ・ガンが監督ならば話は別。
ジェームズ・ガン監督のことは、「スーパー」(2011)で好きになり、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で評価は決定的になりました。控えめに言って最高。
同じ時代に生きていて、こんな才能、見逃すわけにいかないでしょう。
ジェームズ・ガンのシグネチャーと言っていい、エロとグロは今作でも披露されまくっているし、血しぶきは飛びまくるし、不謹慎な殺し方とか、やっぱり笑っちゃう。一瞬ですが、チ○チ○映ってるからね。(笑)

でも、映画なのだからそれで良い。フィクションの世界で表現を見せるものだから、これを観て倫理的にどうのとかいうやつとは、友達になれないわ。教育テレビじゃねえんだよ。

想像したのは、「ラーメン二郎」。あのてんこ盛りの化学調味料たっぷりのパワーフード。油ギトギト、ニンニクマシマシで強烈だが、麻薬的にうまいっていうアレ。一言で、そんな映画でした。
すなわち、不謹慎だけど、麻薬的に面白いっていうこと。最高。

今作は、DCのキャラクターとか、デヴィッド・エアー版「スーサイド・スクワッド」(2016 米)とか、なんの前知識も知らなくても、楽しめる作りになっています。予習は何も要らない。
マーベルとDCの違いがわからない人も、アメコミ苦手な人も、関係なく楽しめる。
だけど、実は中南米とアメリカの関係が描かれていて、そこには政治的メッセージも込められていて。そういうところ、意外としっかりと作られているのも私の好みでありました。
このあたり、マシュー・ヴォーンの「X-MEN ファースト・ジェネレーション」(大傑作!)を思い出したり。

MCU「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が面白かった人はマストで2回は観るべきだし、最近冴えない毎日だな、という人は黙って観に行くべき。そこには「刺激」が待っている。
この世界には、こんな才能を持った奴らがいるんだ、と世界の広さとまだ見ぬ明日にワクワクしますよ。

改めて、「映画とサッカーは、監督がすべて」という思いを強くしました。
ジェームズ・ガンが新作を撮ったら、黙って観に行けよ。間違いないんだから。

最高に不謹慎で、最高に面白い。
最低にして最高!
これ、大傑作だと思うけどな。

でも、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と並び、日本ではあまり当たってないとの評判が。。
うーん、これを見ないでどうする?
映画ファンだけでなく、ラーメン二郎のファンにも行ってもらいたい。
二郎が映画になってるんだぞ!(笑)

とにかく、出来るだけ多くの人に見に行ってもらいたい。
面白さは、自信を持っておすすめ出来る、
そんな「ザ・スーサイド・スクワッド」でした。

私は最高に楽しみました。

ありがとうございました。

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