WWFはどう観た? ”コングの「人権」を考えよう。”  映画 ゴジラVSコング (IMAX レーザー3D)
2021.07.11

WWFはどう観た? ”コングの「人権」を考えよう。” 映画 ゴジラVSコング (IMAX レーザー3D)

皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

関東地方は、記録的大雨となった日のこと。
どうせ仕事なんか、しちゃいられません。

公開初日の「ゴジラ対コング」をTOHOシネマズ新宿、スクリーン10。IMAX レーザー3Dで鑑賞してきました。
下半期1発目の、お祭り映画。
お祭りには、最もお祭りにふさわしいところでね。

※ レジェンダリー・ピクチャーズ「モンスターバース」シリーズの第4作目。ゴジラとコング、それにメカゴジラまでが絡む夢の共演!
言ってみれば「10.9 新日対Uインター、東京ドーム興行」のような感じか?(違うか。笑)

とっても大予算のかかった、超大掛かりな、”コメディ”でした。

良かった点。

○ 公開初日のTOHOシネマズ新宿

ブロックバスターものは、どこで、どんな環境で観るかも大事。
巨大ゴジラが佇む東宝の本丸、歌舞伎町TOHOシネマズ新宿で、公開初日の午前中に、IMAXレーザー3Dで(鑑賞料金3000円!)で観て参りました。

環境を良くするために、こちらのサイドで出来る努力は全て整えての、満を持しての参戦。

鑑賞料金に見合ったかどうかはともかく、さすがのIMAXレーザー3D。なにがどう凄いのか、素人には良くわかりませんが、映像、音響ともに、凄まじい迫力でした。怪獣の持つ、スーパーヘビー級の重量感とか、(特にコングの)肌の質感なんかは、IMAXだからか、やけにリアルに感じたんですよね。

コロナで配信作ばかりとなり、消滅しかけたアメリカでの「映画の劇場公開」を延命させることになったと言われている、今作品。(つまり、アメリカでは、今作によって、劇場に客が入った)

ネトフリやアマプラで、いくらでも映画は楽しめる時代ですが、、
“シアターで観るとはどういう事か?”
を自分でも再確認したくて、はるばる出張して体験してきました。

結論は、わかっていたけれど、やっぱり劇場で多くの観客と一緒に体験しないとダメだわ。
この劇場(新宿で)で、「ゴジラ」を観られた事は記念にすらなる、コロナ禍の2021年のメモリアルとして、記憶に残る映画体験となったと思います。

個人的感想。

こういうブロックバスターものは、怪獣が大暴れしていれば、それで良いみたいなとこあるじゃないですか?
その点で、今作は、すでに100点。
ゴジラとコングが、香港をぶっ壊しながら戦いますから、それだけで満足するべきなのだと思います。
が、しかし、、

ここは一つ、文句も言いたい!

※コングの「人権」がない。これじゃ人間の奴隷じゃん。
※コングは人として扱われているが、ゴジラはただの恐竜じゃん。(思考がないように見える。)で人間から攻められてさ。ゴジラ悪者なの?悪いのは人間でしょ?

一言で、怪獣が可哀想だ!が感想。これに尽きる。

ブツブツ言うなよ、と言われそうですが、だってさ、特にコング。前半からコングが可愛くて、コングのアイドルムービーになっているんですよ。お昼寝シーンとか、子役と手話で会話するシーンとか、かわいいわけ。
表情があり、もはやヒトなわけ。
なのに、理由もなく人間によって、無理やりゴジラと戦わされて、これじゃコングが可哀想だよ。。

ゴジラのサイドにも、特にコングと戦う理由は見いだせません。
人間が迷惑しているからと、理由なく駆除されるゴジラ。ゴジラも可哀想。。

理由なき、戦闘に意義は見いだせない。だけど、ゴジラとコングは戦います。(秀逸な予告を御覧ください。)動物保護とか、生物多様性の観点からも問題ありありで、個人的には、一気にゲンナリしてしまいました。。

こういうの、アメリカとか、ヨーロッパの人がどう感じているのか、気になります。動物保護の観点とか、我々アジアの地域より先進的なイメージがあるので。
とにかく、コングもゴジラも罪ないんだからさー。ほっといてやってよー。

でも、個人的にここが引っかかっただけで、基本的には、100点。
一応、右往左往する人間パートがありますが、期待通りバカっぽくて良いし。
小栗旬さんが、ステレオタイプのアジア人枠で頑張っていて良かったし。(バカにされてそうだけど)
今まで何回観たんだ?っていう、お決まりの展開が、恥ずかしげもなく披露されていて。
水戸黄門だな、これは。

特にクライマックス。
”暴走するコンピュータには、やっぱり水をぶっかけてショートさせるのが、1番ですよね!”
2021年でも、お約束は、お約束だわ。(笑)

期待程度のものを、期待どおりに提供するって、商売ごとにおいては、結構大事な事なんだと思います。
それはきっちりと出来ていたという点において、非常に評価したいと思います。
この手のブロックバスタームービーとして、100点。それ以上でも、それ以下でもない。

この映画が当たらないと、映画産業は続かないのかも、なんて言われているくらいの、この夏一番の大作。
これを劇場に楽しみにいく人がどれだけいるのか?興行収入の点においても一つの指標となる、2021年の最重要作の一つなのは、間違いありません。

みんな、夏の思い出に、映画見ましょうよ。私はお客様と映画の話がしたいのだ。

こういうのは、お祭りだからさ。
この夏、1本だけ観るという人は、これでいいんじゃないか?
映画館で観た感想を語り合えたら、嬉しいです。

比較で、例えば4DXとかで見返すことは無いけれど、
やっぱり、IMAXレーザー3Dは、良かったと思います。
迷っているには、IMAXをおすすめしておきますね。

回し者ではないんですが、ぜひぜひこれは、劇場で!

文句を垂れつつ、楽しみましたよ。ありがとうございました。

【ROBROY designing outdoors】は 

西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。

皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。