皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

この春、ROBROYに待望の新スタッフが加入することになりました。

その名は、平岩達樹（ひらいわたつき）君。神奈川県出身の25歳です。

湖などの静水域で競争する、競技カヌー「カヌー・スプリント」の出身で、現在は川下りの速さを競う「カヌー・ワイルドウォーター競技」の選手です。とってもアスリートな期待の新人であります。

出逢いは、共通の知人の佐川さんを通じて。今どきの若者にしては珍しく、カヌーでメシを喰いたいとのことでROBROYの門を叩いてくれました。

そうですか。なら教えてやりましょう。カヌーでメシを喰う方法を。（笑）

彼には、ROBROYの新ブランド【湖の上商店】の店長を任せることになりました。特に子供達の指導が面白いそうです。西湖でカヌーと水遊びなら、ぜひ彼に会いにきて下さい。

さて、彼が来てくれた事で、ROBROYとしては初の専属スタッフを雇う形となりました。
このコロナで先行き不透明の状況の中、最大級の勝負に打って出ています。（笑）

いやいやそう言うと、随分無理してみたいな印象ですが、実はずっと、こういう機会を待っていたのでした。来てくれた彼には、感謝しているのです。

ということで、秋元、初の親方就任。弟子を取る事について考えてみたいと思います。

○ 良きガイドは、良き指導者のはずである。

私の考える理想のガイドは、相手の（お客様の）気持ちを汲み取れる人です。親方と弟子の関係においても、これは当てはまると思います。弟子がどういう気持でいるのか、想像しながら仕事を与えていくこと。重要な点は、一緒に成果を出しに行く、共通の目的を持った仲間であると認識すること。それが出来た時、自分の腕がまた一つ上がっていきます。ガイドが上手くなるひとつの方法として、後進を育成するというのは、あると思っています。

○ マンパワーを言い訳にしない

結構長いこと一人でやって来ましたので、もうくたびれました。（笑）
やっぱり、1＋1は3にも4にもなるのが、人間の仕事の世界。これで、今まで手をつけられなかった多くのことにチャレンジ出来るようになります。逆に言えば、人手不足を言い訳に出来なくなっちゃった。（笑）

○ ガイド業を、若者が憧れる職業に

私は、こんなに面白くて魅力ある仕事はないと思って、アウトドアガイドの仕事をしています。なので、憧れる、弟子入りしたいという若手の一人もいないと寂しいというのが本音でした。業界の高齢化は激しいし。。
私の周りにおいては、若い学生の子で、この道のプロを目指したいという若者には会いません。きっと興味があっても、目指す方法がわからないのだと思います。きっと興味のある子はいるはず。今の若い子は、総じて真面目でいい子。親思い。それはとっても良いことだけど、それ故に、ちゃんとした仕事に付きたいとか結構言っちゃうんだよな。これ、若いのにもったいないよなあ。私の立場を考えて、そろそろモデルケースを作って行かなきゃ。

保証はないけど、心が満たされる仕事につくほど、幸せなことはないじゃないか。

人を育てるのは難しいこと。皆悩んでること。一方で、人を育てることは面白いことでもある。その面白さはご褒美で、要は心の持ちよう。人と向き合うことは、面白いことなのだ。特に若い感性と向き合うのは、こっちがワクワクするよ。

私としては、人生のテーマである、「独立して生きること」、「好きなことで生きること」の現実を伝えたいし、その心構えを見てもらいたいと思っています。逆に言えば、他に教えてあげるようなことは、何もないような気がしていて。
あるとすれば、”いかにこの世界が魅力的なのか”、を感じてもらえたらそれでいいかな。

弟子を取れるほど、立派になったとは自分ではとても思えません。（笑）中身は中学生の頃から変わってないです。しかし歳は取り、経験はそれなりに積みました。若者に伝わる何かは、私にも備わっているかもしれない。そう思わせてくれました。弟子を取ると、実は親方の方がやる気が出たりします。知らなかったよ。
こちらの願望としては、巣立って行くとき、「秋元さんには、鍛えて頂きました」と言わせたい。この言い回しで。馴れ合いはいらない。愛のある厳しさを持って接して行きます。

期待のルーキー、デビュー戦に向けてのトレーニングが始まりました。

皆様、温かい目で、どうかよろしくお願い致します。

親方からは、エールも込めてひとこと。
「俺はやる。ついてこい！！」

2021シーズン 　第16日目
【ROBROY designing outdoors】は　

西湖専門　パドルスポーツガイドサービスです。

皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。