映画”樹海村”公開記念 樹海村住人はどう観たか?
2021.02.15

映画”樹海村”公開記念 樹海村住人はどう観たか?

皆様こんにちは。
ROBROY designing outdoors
秋元悠佑です。

現在公開中の、
映画「樹海村」(清水崇監督)
https://jukaimura-movie.jp/

を観てまいりました。

前提として、樹海村って、、

そりゃ西湖の事です。

西湖のお隣にあります森が、この映画の舞台、「青木ヶ原樹海」であります。

秋元は、樹海をジョギングして駆け巡る日常を過ごしている、

まさに樹海村の住人なわけでして。。

そこまで、お膳立てされたら、、

映画の好みから言って、普段この手の映画を劇場鑑賞することはないのですが、

今回ばかりは、タイトルに負け、地元住民としての映画体験が出来るという事で、

TOHOシネマズ甲府にて、鑑賞してまいりました。

1. 樹海は迷うのか?

映画の中では、迷ったら出られない、迷宮の森という「設定」なわけですが、

実際の青木ヶ原樹海は、遊歩道が良く整備されており、

世界遺産効果か、看板もどんどん新しくなり、

むしろ手軽なハイキング、森林浴には最適な場所となっています。

歩きやすいですよ。
ルールとして、トレイルを外れて歩いてはいけません。

なので、迷いようがないというのが、実際ところ。

トレイルを外して奥地に侵入すると迷う、という事もあるかもしれませんが、

それは、

どこの森でも、山でも一緒!!

迷うのは勝手ですが、迷惑をかけるのはダメですね。

GPS、スマホ、コンパスも、

ごめんなさい。実際は通じちゃいます。

2. 自殺の名所か?

松本清張「波の塔」から始まり、

鶴見済「完全自殺マニュアル」で決定づけられた感のある、

「樹海自殺」ですが、

90年代のピークに比べると、今は体感としてはほとんどないような印象を受けます。

つまり、地元民の「発見談」をあまり聞かないですし。

こういうものにも、ブームがあるんだと思いますが、今は下火ですよね。

現地での「声掛け」みたいな事も、私はしたことがありません。
フィクションとして、そういうイメージがあるのは、私は構わないと思いますけど。

3. 映画の内容は?

好みは人それぞれですが、

話の途中から、現実とフィクションとメタファーが入り乱れる、

ストーリーを理解するのが難解というか、ストーリーは、もはやどうでも良くなるタイプの映画でありまして、

もっと言うと、樹海村自体も途中から関係なくなるようなところもあり、

私の好み、ではありませんでしたが、

邦画を見る時の最大のモチベーション、「主演女優の輝き」

という点において、

山田杏奈さん、山口まゆさんがしっかりかわいいですし、

國村隼さんの「國村隼」パワーが凄すぎるので、観る価値はあると思います。

Jホラーですが、スプラッターなシーンとか、劇場の音響だと、ちゃんとコワいですしね。

4. PRになるのか?

当初、山梨県「青木ヶ原樹海」でロケの予定が、

「自殺を助長する恐れがある」との山梨県サイドの懸念から、撮影が不許可となり、

静岡県裾野市での撮影となるという。。

つまり、

「ロケ地は樹海ではない」
というのが、今作最大のポイント!!
(景色は、樹海とそこまで違いないので、不自然ではない)

でありまして、ずっこけない人はいないわけですが、

作中の國村隼さんの「樹海は神の森」というセリフに象徴されるような、

不気味な神秘のパワーを持ったイメージは、保たれていると思いますので、

スピリチュアルに興味がある方は、樹海を訪れてみるのをオススメします。

10代、20代前半の若い観客が多かったですが、興味の対象には、なっていると思う。

5. 樹海に入ってみたくなったら、どうする?

劇中のユーチューバーのようになりたくなかったら、

ガイドサービスを申し込みましょう。笑

真面目に言うと、ガイドの解説は発見に満ちていて、教養心を刺激してくれます。

単独で行くより、ぐっと面白くなりますね。

ROBROYでは、信頼出来る樹海ガイドをご紹介出来ますので、ご連絡いただければと思います。

いずれにしても、「劇場で観る事に価値がある」という映画だと思いました。

以上、現場からお伝えいたしました。

シーズン開始まであと46日!

【ROBROY designing outdoors】は 
西湖専門 パドルスポーツガイドサービスです。

皆様のご連絡を、心よりお待ち致しております。